野田地方の海岸では古くから製塩が行われ、最盛期には130余りの塩釜がありました。
塩はベコ(牛)の背に乗せ、険しい北上山地を越えて内陸部へ運ばれました。その輸送ルート・交易の道は通称「塩の道」「野田塩ベコの道」と呼ばれていました。
人の往来がほとんど無くなった現代では、海と山を結ぶ命の道であった「塩の道」の歴史を後世に伝えるべく建てられた道標が、静寂の中に佇んでいます。
本イベントでは、スタッフのガイドにより「塩の道」旧久慈野田街道の通り道である野田村の最高峰「和佐羅比山」を目指して約11kmのハイキング。
山の中での昼食はおいしいですよ!
数百年にわたって踏み固められた「塩の道」の歴史を想いながら、自然を満喫してみてはいかがでしょうか。